久方ぶりの旅行でした~その1・誕生日を祝いたい~
こんにちは、那覇新都心 チーズの専門店チアーズです
2024年、最初のブログは店主katoの旅行記(別名:珍道中)ですよ😊
先月、週末に4連休を頂いたkato
実は名古屋で法事でした。
コロナが5類に移行してから制限なしの遠出は初めてです♬
せっかくなのでちょっと旅行もしようか、という事になり
名古屋のお隣、三重県へ行って参りました。
三重と言ってもピンと来ない方も多いかと思いますが
意外と広く、観光名所も沢山あるのが三重県!
いくつかご紹介いたしますと
☆これぞリアス式海岸!伊勢志摩サミットも行われた【賢島】(かしこじま)
☆飼育種類は日本一!ラッコもいるよ【鳥羽水族館】
☆江戸時代にはお伊勢参りが大流行!主人の代わりに犬が行くほど!【伊勢神宮】
☆忍者と言えば伊賀忍者!?忍者コスプレで街歩きが出来るよ【伊賀市】
☆絶叫マシーンと言えばここ!西日本最恐遊園地【ナガシマスパーランド】
☆海獣もお魚もゼロ距離体験!色々近すぎる水族館【伊勢シーパラダイス】
他にもたーーくさんの観光スポットのある三重県、
その中でkatoが選んだのは…
【伊勢忍者キングダム】
こちらの施設、織田信長が築いた安土桃山城を基本に、その城下町を再現したテーマパーク
とはいえ、安土桃山時代を再現ではなく、
ざっくりと「チョンマゲしてた時代」と「忍者モノ」をごちゃまぜにした
外国人が喜びそうなテーマパークです。
敷地はかなり広く、安土桃山城までは城下町からバスが出ています。
ちなみに名称は駕籠バス(かごバス)です。
何故、katoがここを選んだのか。
それは
手裏剣が投げたかったから。
忍者ハットリくんを見て育ったkatoはちょっぴり手裏剣に憧れがありました
数年前のある日の事、名古屋で用事を済ませ沖縄へ帰る時、
中部国際空港のイベントで【手裏剣投げ体験】というのを発見!
しかも「本物」と書かれていました
何をもって本物というのかは不明ですが、
とりあえず金属製のずっしり感のあるモノという事でしょう
その「本物の手裏剣」に憧れていたkato、すぐさま列に並びました所
「あ、大人は出来ませんよ」と言われあっさり退場させられるという悲しい経験が…
それから更に数年後、今回の三重旅での観光候補を探していたところ
この「忍者キングダム」を発見✨
アクティビティには手裏剣投げはもちろんの事、
吹き矢や弓矢、さらには丁半博打の賭場(とば)まであるとの事!!
学生時代は時代劇かアニメばかり見ていたkato、
学校では友達と目が合えばエアー吹き矢を飛ばし合う遊びをして過ごし
「好きなタイプは?」と聞かれれば「暴れん坊将軍」と答えていた私にはたまらないラインナップでございますよっ(興奮気味)
同行の彼に同意を得て目的地はこの忍者キングダムと相成りました。
そして当日、名古屋で法事を済ませ、三重へ向かうのですが到着は夕方過ぎの為
忍者キングダムにほど近い「鳥羽」で1泊いたします。
実は。
この日は彼の誕生日
とは言え派手にサプライズ演出なんて年齢でもありませんし、
そもそもそういった事はお互い苦手なので
お部屋でささやかにお祝いをしようと内緒でケーキとスパークリングワインを手配しました
せっかくのお誕生日ですのでお部屋もちょっとグレードアップ♬
お食事も伊勢エビ入りコースを選択しkatoなりにお誕生日をお祝いする事に😊
しかし、
ここからkatoの珍道中が始まります…(何故ここで…)
まず誕生日ケーキはホテル指定の配達ケーキ専門サイトで注文
受取は「フロント」(お部屋にセットという選択肢がない)
チェックイン時にフロントでケーキ渡されてもなぁ…と思いましたが
選択肢が他に無いので仕方ありません。
スパークリングワインはホテルに直接手配をお願いして
お部屋の冷蔵庫で冷やしておいてもらう事にしました。
そして当日
予め送迎バスの時間を伝えており、その時間は私たち2人のみ
ホテルへ入るや否や
「katoさま!お荷物お預かりいたします✨」と長身の男性スタッフがやってきました
同行の彼をソファへ促し、私はチェックイン手続きへ、
淡々と手続きは進み「以上となります、ではごゆっくりお過ごしください」と言われました
あれ?
ケーキは?
もしかして気を利かせてお部屋に用意されているとか?
まさかレストランでの食事中に「おめでとうございまーす♬」とか!?(←一番困る)
?マークと不安でいっぱいのまま振り返ると先程の長身男性スタッフさんが笑顔で待ち構えています
「katoさま!お荷物はわたくしがお部屋までお運びいたします✨」
「あ、ありがとうございます。」
ケーキの事を聞きたいけどすでに彼が隣に来ているので聞くに聞けない状況…
その時、男性が耳元でささやきました
「ご注文の品は冷蔵庫で冷やしてございます」
あぁ、良かった!ケーキ冷蔵庫に入れてくれてるんだ
じゃぁ大丈夫、お部屋についたらお祝いだ!
男性「何か必要なものがありましたら、フロントへお電話ください!すぐに駆け付けますので」
ご自身の胸をドドンと2回叩いてキリっと笑顔✨
うむ、頼もしい方が付いてくれたもんだ。
そのままお部屋へ入り、すぐに冷蔵庫を開けると
入っているのは「スパークリングワイン」のみ。
あれ?
ケーキは?
すぐにあの頼もしい男性スタッフさんが荷物と共に入室したのですが
やはり隣には彼が居ますので聞くに聞けないっ
すると男性スタッフさん
「お開けいたしましょうか?」(←スパークリングワイン)
kato「あ、いえいえ、大丈夫です」(それよりケーキはどこ!?)
男性「今日はお祝いとの事でしたので、ナフキンでお花もご用意しました」
あ、確かに白いナフキンがお花型に折られている…って!それよかケーキですよっ
男性「ではごゆっくりお過ごしくださいませ、なにか足りない物がありましたら(ドドン)フロントまでお電話ください!すぐに参りますので!!」
《(ドドン)=胸を叩いている》
kato「あ…ありがとうございます」(ケーキどこ…)
とりあえず、とりあえずこの場はスパークリングワインで乾杯だけでもしなくては…
笑顔でくるりと振り返り、
kato「はいー!お誕生日おめでとうございます~~!スパークリングワインをご用意致しましたよ~~」
彼「ありがと(笑)」
夕食までの時間、スパークリングワインを飲みながら穏やかに過ごしますが
頭の中はケーキの事でいっぱいです
あのサービス精神の塊のようなスタッフさんが気をきかせてレストランで食事中に
「♬ハーピーバースーデートゥーユー」なんて歌いながらスタッフ総出でケーキ持ってきたらどうしようっ
んで他のお客様へも聞こえるように「お誕生日おめでとうございます!!」パチパチパチ~(拍手)とか!!??
やーーーめーーーーてーーーーー
絶対にやーーめーーーーてーーーーぇぇぇーー(泣)
とんでもないサプライズシチュエーションを想像しながら
何とかしないと!
サプライズだけは止めないと!!と焦るkato
そうだ!!
ワインクーラーを持ってきてもらって、その時こっそり聞こう!!
我ながらナイスアイディアだぞ!電話電話!!
わぁ!半端にレトロ!!
エモイと言うよりトレンディ―と言いたいオシャレ電話
ワンレンボディコン全盛期、
トレンディドラマで肩パッド入りスーツ来た俳優さんが使ってそうな電話機です
それはさておき電話電話!!
フロントへワインクーラーを依頼すると「すぐにお持ち致します✨」と言われた1分後ぐらいに「キンコーン」と部屋のチャイムが鳴ります(早い)
kato「あ、私出るね!!」(入り口で聞かねば!)
男性スタッフ「お待たせいたしました✨」
kato「あ、ケー…」
男性スタッフ「ワインクーラーセットいたしますね(にっこり)」
風の様な速さで室内へ。
男性スタッフ「では何かございましたら(ドドン)フロントまでお電話くださいませ、すぐに参りますので✨」
風の様な速さで室外へ。
あぁ…行ってしまった……
ケーキの行方を聞けないまま、そのケーキと一緒に飲もうと思っていたスパークリングワインを飲み干し
食事会場のレストランへ。
(あぁ…どうかサプライズ的演出だけはありませんように…)
三重は酒処でもありますので、レストランでは日本酒飲み比べセットなどを注文してお料理をたのしみましたが
常に頭の中は「ケーキはどこ?」で一杯のkato
せっかく注文した伊勢エビも食べた記憶が残っていません(涙)
気もそぞろですので写真も全く撮っておりません(泣)
食事を終えて館内を散策しようとロビー階へ降りたところであの「サービス精神の化身男性スタッフ」にバッタリと会いました!!
しかもその時、彼は煙草を吸いに喫煙室へ!!
すごいタイミングで現れたな!
いや、もしかしてずっと見ていたのか?
どっちでもいい、兎に角ケーキの有りかを聞かねば!
「あの、ケーキを注文していたのですが」
男性「はい!承知しております!サプライズかと思いまして、いつでもお持ちできるよう待機しております✨」
……え?
男性「合図を頂けましたらいつでも行けます!」
………なんというサービス精神の空回り……
ここまでの空回りをkatoは今まで見たこと無くってよ…
しかし呆れている暇はない!彼が戻って来る前に打合せをしなくては!
男性「システム上、皆さまがお部屋に戻ったタイミングがコチラでわかるようになっておりますので、戻られてから何分後とご指示いただけましたら(ドドン)お届けいたします✨」
kato「では部屋に戻ったらすぐに持ってきてください」
男性「(ドドン)かしこまりました✨」
kato「スパークリングワイン一緒に飲む予定だったのですがもう飲んでしまって、バーで注文できますか?」
男性「申し訳ありません、只今BARは休業中でして…」
kato「あぁ、ではコーヒーでいいです」
男性「カフェも本日終了しておりまして…」
kato「……飲み物が欲しいんですが」
男性「お部屋にインスタントですがコーヒーをご用意しておりますので、そちらでしたらおいくつでもお届けいたします、足りなくなりましたら(ドドン)フロントまでお電話ください!すぐにお届けいたします✨」
(もうケーキが無事届くなら飲み物はインスタントでもなんでもいいや…)
kato「わかりました、ではケーキよろしくお願い致します」
男性「(ドドン)かしこまりました!!✨」
(楽しそうだなぁ)
それからしばらく館内を見て回り、お部屋へ戻り、すぐに「キンコーン」とチャイムが鳴ります
kato「は~~い♬」
ガチャっとドアを開けると念願のケーキが!!
あぁ、やっと会えたね。
何度も生まれ変わってやっと出会えた恋人にかける様な言葉が出てしまう程待ち焦がれた誕生日ケーキ
男性スタッフ「キャンドルはどういたしましょうか?」
え?
数字キャンドルだけを注文したはずですが、さらにシンプルなキャンドルまで用意されています
kato「……あーー、じゃぁ折角なので全部付けますね」(←断れないタイプの人)
男性「ではお写真を」
kato&彼「いえいえ!結構です💦」
男性「せっかくのお祝いですし」
kato&彼「いやいや!そんな歳でもないですし!!」
男性「お祝いに年齢など、さ、お撮りしますよ」
kato&彼「いやいやホント大丈夫なんで!!!!」
サービス精神の化身には何とかお帰り頂き、やっと、やっとケーキでお祝いタイム!
キャンドルが主役になってます。
katoはケーキをほとんど食べないので小さめケーキ故にこんな感じになっちゃいましたが
無事、ケーキでお祝いできました♪
誕生日ケーキを注文しただけで
こんな大変な事になるとは…
次回【忍者キングダム編】へ続きます😊