ストリングチーズ
こんにちは
那覇 新都心 チーズの専門店チアーズ 店主katoです
本日石垣島よりチーズが入荷しましたよ
今回入荷したのはクリームチーズ各種とストリングチーズ
海を臨む牧場でのびのびと暮らしているジャージー牛ちゃん達のミルクでつくられた手作りチーズたちです
石垣島のまあじゅん牧場は海風が心地よく、景色も良いとーーーっても居心地の良い牧場です
「安心・安全で美味しいミルクの秘訣は牛を大切に、健康に飼う事。」
牧場主であり、チーズ職人でもある田中さんはこの理念のもと酪農を続けていらっしゃいます
頭数も田中さんの目の届く範囲という事で20頭ほど、搾乳も一頭ずつ搾乳機をつけて絞ります。
絞る前にはすべての乳房を拭き、ケガをしていないか、病気になっていないか等のチェックしてから搾乳しますのでなかなかの手間です。(でも田中さんにとっては牛ちゃんとの大切な時間なのでしょうね。)
という事で少量生産のチーズたち、
チアーズにも月に1度か2度のみ少量入荷ですのでこの機会にぜひ食べてみてくださいね
さて、お題にあります「ストリングチーズ」
あまり聞きなれない言葉ですがコレは「さけるチーズ」の事、
さけるチーズと言えば雪印の「さけるチーズ」ですね
多分「さけるチーズ」という名前は商標登録されているのでしょう、他のメーカーから出ているものは
「さけちゃうチーズ」とか「さいておいしい」などになっています。
最近は色々なメーカーから発売されていて嬉しいですね、
ちなみにkato&スタッフ金城はメーカー品の中では
トップバリュの「やわらかくさけちゃうモッツァレラ」が好みです。
さてさて、スーパーでも手軽に買える「ストリングチーズ」、
実は日本生まれって知ってましたか?
【チーズ=ヨーロッパ】、とくにフランスと言うイメージが強いのですが
この「ストリングチーズ」に関しては日本生まれ日本育ち。
意外ですよね~
作ったのは「さけるチーズ」のメーカー「雪印」さん、
40年前、長野県にある雪印のチーズ研究所で生まれました。
研究員方がモッツァレラを作っていた時にひらめいたそうです。
なぜにモッツァレラ?
モッツァレラは「餅状の生地を引っ張り伸ばしては折りたたむ」という工程があり、
これを繰り返すことで生地が繊維状になっていきます(中華麺でこんな作り方があったような…)
その繊維状の生地を丸めたものがモッツァレラ。
モッツァレラの歯触りがザラザラしていて、切った断面も均一ではなくボロボロなのはこの為です
この繊維状の生地は加熱するとびよーーーーーーーんとよく伸びるという特徴をもっていますので
ピザにはモッツァレラがよく使われています
話をもどしまして、雪印の研究員さんはこの「繊維状」から「さきいか」を想像したようで
「さきいかみたいにさけるチーズがあったら面白い!」
と言うところから「さけるチーズ」が生まれました。
確かに「裂けっぷり」がさきいかのようですね。
さけまくっているパッケージが一時期話題になりました。
メーカー品は特にしなやかで細かくさけるのが特徴。
細かくさけるように作るには何度も生地をひっぱる必要がありますが
何度も引っ張ると生地自体がとても固くなり、あんなにしなやかな製品にはならないのです。
どんな秘密があるのか…気になりますが、製造方法は一部の社員さんしか知らない超企業秘密との事!
確かに雪印さんのさけるチーズは特に「キュキュッ」とした特徴がありますね。
このように、モッツァレラからヒントを得て作られている繊維状のストリングチーズ
加熱するとモッツァレラのようにびよーーーーーーーんと伸びます!
繊維に沿ってカットし、ピザやトーストに使うと楽しいですよ
春巻きの皮に巻いて軽く揚げても美味しく楽しいおつまみになりますのでやってみてください!
実は日本生まれだったストリングチーズ。メーカー品からチーズ工房の手作り品まで
色々と食べ比べてみて、お気に入りのストリングチーズを見つけてみてくださいね?
2020年09月09日 20:21
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