パルミとグラナ
こんにちは 那覇 新都心 チーズの専門店チアーズです
今日は、イタリアチーズの代表格!
「パルミジャーノレッジャーノ」と「グラナパダーノ」のお話しですよ
パルミジャーノレッジャーノは何となく聞いた事あるけど
グラナパダーノは知らない、と言う方も多いと思います。
画像をご覧ください
見た目一緒です!
(上がパルミ、下がグラナ)
塊の状態でも全く一緒です。
ではどう見分けるのかと言うと…
外皮を見てください
側面の外皮を見ますと、
パルミジャーノレッジャーノは
「PARMIGIANOREGGIANO」
と全面びっしり刻印があります。
どこからカットしても、小さくカットしても
パルミジャーノレッジャーノであると分かるように
それはもうびっしりと刻印してあります
グラナパダーノにはロゴマークが刻印されています、こちらもびっしり。
この外皮で見分ける事ができます。
さてこの2つチーズ、。こんなに見た目がそっくりで何がどう違うのかしら?と思いますよね
違いと言うと、味わいはもちろん、作り方やこのチーズに関わる法律などがあるのですが
難しい話はさておき、
値段が違います!
パルミジャーノレッジャーノ→763/100gあたり
グラナパダーノ→584/100gあたり
何故こんなに値段に差がでるのか。
それは製造にかかわるルールが違うからなのです。
実はこの2つのチーズ、作られる地域はとても近いのですが
一日に製造できる回数が違います、
パルミジャーノレッジャーノ1日1回
グラナパダーノは1日2回
ここで差が出来ます。
さらに、グラナパダーノの方が作られるエリアが広く、その分たくさんのグラナパダーノが市場に出ます
そして、最大の違いは熟成期間
パルミジャーノレッジャーノは最低12か月は熟成しなければ出荷できません
グラナパダーノは9か月から出荷が可能です。
このような理由から、たくさん作れて早く出荷できるグラナパダーノは
パルミジャーノレッジャーノに比べて安く手に入るのです。
では肝心のお味は?
「安いからグラナは美味しくない?」
そんな事はありません
グラナパダーノはパルミジャーノレッジャーノにくらべ
ミルクの風味が残っていて味わいも優しく食べやすいです
硬質チーズですからパサパサとした感じはありますが、熟成が若い分
パルミジャーノッジャーノに比べしっとりしています。
買いやすい価格ですから削って(粉チーズ)たくさん使えますし
そのまま砕いておつまみにしても、味わいが優しいのでたくさんモリモリ食べられます
そして産地であるイタリアで一番売れているがこのグラナパダーノ※なんですよ
※イタリアDOPチーズ(伝統製法認定チーズ)生産量№1
チーズは基本的にお料理に使うイタリアではこのグラナパダーノの事を
「キッチンのハズバンド(夫)」と呼んでいるそうです
旦那さまのように頼れる存在といったところでしょう♪
ではパルミジャーノレッジャーノは?
パルミジャーノレッジャーノは熟成が長い分、
アミノ酸の結晶化したジャリジャリ感が満載で旨みぎっしり!
香りはパイナップルのような芳醇でフルーティーな香りです!
チーズなのにフルーツの香りがするってスゴイですよね✨
使い方はどちらも同じ
削って粉にしてお料理に使ったり
砕いてそのままおつまみに!
ピーラー(野菜用でOK)で削ってサラダやパスタに散らしても良いですよ~✨
ここで!店主katoからアドバイス!
グラナもパルミも削って使うなら”ぶ厚いのを選べ!”
値段(グラム)がほぼ同じのこの2つ、削って使う前提なら断然下を(537円の方)お勧めします
横から見ると、薄さが違います。そのまま砕いたり、折って食べるなら上の584円でも良いですが
削るなら断然下!!
ゴリゴリと削って使う場合、薄いと………
ボキっとすぐ折れます
これがストレス…
平たいと削りにくいのです。
ですから削って使うのなら厚みのあるカットを選んでくださいね♪
砕いて食べるパルミジャーノレッジャーノや
グラナパダーノはコーヒーにもよく合いますよ♪
是非試してみて下さいね
画像は
パルミジャーノレッジャーノ、レッドチェダー12か月熟成
スモークペッパーチーズ、無塩アーモンドを
アイスコーヒと共に✨
2020年01月19日 19:57
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